2013年6月10日月曜日

噂の「むつみ豚」は・・・何故旨い?


  近年、萩市の「むつみ豚」の評判がとても良い。あまり多いとは言えない「山口県産農産物ブランド」の一つとしてほぼ定着した感がある。
 「むつみ豚」とは、現在では萩市だが旧むつみ村産の豚と言う意味である。
 平成の大合併によりむつみ村は萩市となったが、こういう形で名前が残ることは県民の一人としても嬉しい限りだ。

 と言うわけで、この度所用で「むつみ豚」の故郷を訪ねた際、「こいこいがんこ村」と言う店の幟旗を見てふと立ち寄ってみた。午後3時までの営業ということで閉店間際であったが、買うことができた。
 
    【こいこいがんこ村】 
   所在地 〒758-0305 山口県萩市大字吉部下4738-1
                       (鍛冶屋交差点そば) 
     高齢者が知恵と技を発揮し、地元産100%の野菜やむつみ豚、豆腐、そば、コンニャク、かしわもち、寿司、もち等、こだわりの食材を加工販売しており、食堂で戴くこともできる。 
   ただ営業は水・金・日曜日の午前10時から午後3時まで。
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  お店のおばさん曰く、「どれでも美味しいけど、この分厚いステーキ用も柔らかいけえ、是非食べてみて・・・」と勧められ、10cm角程度のステーキ肉6枚入り(1,050円)は、別に高くもない。

  ところで、肝心の“豚くん”は何処で飼育されているのか気になり尋ねると、店の裏道を少し上がった所と聞き、ついでに訪ねることにした。

  距離にして2、3百メートル上ると独特の臭いが立ちこめた「有限会社小野養豚」の豚舎に着いた。







  出迎えてくれた青年に事情を話し尋ねたところ、ここでは約千頭の豚が飼われており、6ヶ月を過ぎると出荷できると説明してくれた。


なぜ「むつみ豚」が美味しいのか・・・・実は、不要となったパンくずを粉砕して自家配合飼料与えていることが柔らか肉の理由の一つのようだ。肉や脂に甘みがありサシが多く入り、肉に豚特有の臭みがないのが特徴とのこと。

  ちなみにその青年は萩市出身の好青年で、養豚の将来性を見込んで自ら希望して就職したとのこと、こうした青年がいる限り小野養豚の将来は明るいと感じたものだ。

 
                            なお、夕食で早速「むつみ豚」ステーキ肉を焼いて戴いたが、ホント!実に柔らかくジューシーで、ナイフ等で切らずに少しくたびれた自分の歯でも噛みついて食べることができた。


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