2013年6月27日木曜日

“ツバメ”の 「おもしろい習性」

「ツバメ」・・・と言えば、春から初夏にかけて日本の田園風景には欠かせないお馴染みの鳥ですね。今日はそのツバメの習性に関するおもしろ情報です。

先日、法要で田舎に行く機会がありました。
そこでの出来事、家の周辺でとっても多くのツバメが飛び交っているのです。
そこでその家主さんに聞いてみると、理由の一つは、近年、田舎では過疎がすすみ空き家が多くなったためだとのこと。

えっ?空き家が多いからってなぜ?
田舎育ちの私ですが、私の幼い頃は農家では玄関先や納屋の鴨居などにツバメが巣作りをするのが当たり前だったが、と思いながらよく話を聞いてみると・・・・・・

ツバメは人が住んでいて、しかも日中、人が出入りする家や納屋等でないと巣作りをしないそうなんです。

理由は、ツバメが巣作りして雛を育てる課程で人間に護ってもらう必要があるからなんだそうです。
つまり、ツバメの「三大天敵」である「カラス」「アオダイショウ」「猫」から可愛い雛たちを護ってくれるのが人間というわけです。

家人が特に何かをしなくても、日常的に家に出入りすることで結果としてツバメたちは護られていると思う習性があるという訳です。

と言うわけで、近年、田舎では過疎化がすすみ、空き家が大変多くなってきて巣作りをすることができる場所がとても少なくなりました。
だから、一つの家に巣作りが集中するというわけです。

 元々、ツバメは巣立ったところの家に帰ってくる習性があるようですが、過疎のため帰ってみると空き家になっている場合が年々増えます。

そこで、やむを得ず他のツバメの陣地に巣作りをすることになりますが、いくら温厚なツバメでも他家のツバメが侵入して来た場合には、しばしば争いが起きるようですが、結局は許してやり、同じ場所にいくつも巣が並ぶというわけです。
 この家では、例年、2~3個の巣作りがされていましたが、今年は全部で15個も巣が作られているそうです。

 もう一つおもしろいお話ですが、ツバメにもやはり器用なのと不器用なのがいるらしく、僅か一日で巣を完成できる鳥いれば、2~3日かけてやっと完成する鳥もあり、その上、見た目も悪く、作る途中で壊れて落ちてしまうなど、鳥によって大変な差違があるようです。
 
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2013年6月24日月曜日

鶏卵せんべい

長門市の「鶏卵せんべい」といえば、今では山口県を代表する銘菓です。

もちろん、山口県人なら一度は口にしたことがあるでしょう。
食べ始めると、美味しくてきりがない!・・・ほど美味しいんです。

これは、長門市にある深川養鶏農業協同組合が作っており、県内の主要なみやげもの店では
大抵買うことができます。

 もともと養鶏農家が飼育する鶏肉が主要な生産品で、「長州鶏」というブランド名で県内はもちろん、日本中に出回っています。

 その長州鶏の有精卵とはちみつをブレンドして作られたせんべいが「鶏卵せんべい」。

お値段も手頃でお土産としてもピッタリ!

一枚がとっても軽く、サクサクパリパリと噛めば鶏卵の風味がお口いっぱいに広がり、その美味さはきっと誰もがとりこになります。

長門市では、下記の直営販売店があります。

深川養鶏農業協同組合
製菓部 第1工場 〒759-4101 山口県長門市東深川707-1
TEL(0837)22-2123  FAX 22-8180




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2013年6月21日金曜日

茶房はせ

 
 今や日本はどんどん高齢社会になっていますが、初老のご夫婦がくつろぎながら静かに食事ができる、最近そんなお店が増えているような気がします。

 山口市の郊外に、まさにそんな雰囲気のお店があると聞き行ってきました。

 そのお店の名は、「茶房はせ」、山口大学の裏手から大内に抜ける道沿いの道祖ヶ峠にあります。











 お店に入れば、まず玄関で品の良いご主人が出迎えて下さいました。

 スリッパに履き替えて中に入れば、そこはダイニングルームのような木材中心の和風空間、妙齢のご夫人の笑顔に誘われ、まさに知人宅に招かれたような雰囲気でした。
 食卓は、4人掛けテーブル、5人掛けソファ、2人掛けソファ、など様々で、全体では40人近くの会食もできるようです。

ちなみに表には大変交通量が多い市道が、裏には中国道が通っていますが、音は全く気になりません。

 今日は、ちょうどお昼前だったので事前に「日替りおまかせ膳」(1,200円)を予約していたところ、他お客様も数組ありましたが、そう待つこともなく5分余りでお料理が運ばれてきました。



 「おまかせ膳」は、写真のとおりメイン料理の魚料理1品、ご飯、味噌汁、お漬物のほか、たっぷりの野菜サラダと小鉢料理5品からなる和食で、特に一つ一つの器が立派で、すごく豪華でした。

 一品一品よく吟味し、味わいながらいただきましたが、それぞれ手の込んだ味付け等がされた創作料理で、これはやっぱり、家内と2人で色々批評しながら楽しく戴くべきだった、と少し反省しました。
 あとで奥様の手が空いたところを見て、少し聞いてみましたところ、 同店は、約6年前にご夫婦で開店されたようですが、現在は、お客様の90%以上が「おまかせ膳」等のお食事であり、そのため営業時間は年中無休ながら

     11~14:30  ランチタイム
     18~21:00  夕食タイム  (但し月、木はランチタイムのみ)

となっているようです。
  なお、この営業時間中であれば、他の軽食やケーキセット、珈琲、紅茶等のお飲み物ももちろんOKのようです。

住所 山口市吉田1925-1
TEL 090-6439-7094
営業時間 11:00~14:30  18:00~ 21:00
定休日 なし 但し 月、木はランチタイムのみ
駐車場 あり


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2013年6月17日月曜日

乃亜(喫茶)

長門市東深川(国道316号セブンイレブン向かい)にある珈琲館「乃亜」
もうかれこれ30年も前からあり、地元ではお馴染みの店です。


こちらでは軽食もあり、なかでも「ハンバーグが美味しい!」と、
地元の方も絶賛しています。
 

  私は、長門で「レンタカウ」を取材する前、ちょうどお昼時だったので、そのハンバーグを頂くことにしました。

  普通、ハンバーグと言えば厚みがあるのですが、こちらのハンバーグは一見、わらじ?・・・のように平べったく薄く、自家製ハンバーグの特徴がまず見た目で生かされてる!と思いました。

お味も・・・・これが実にジューシーかつスパイシー!で、
形もお味もちょっと普通と違った美味しさが、とても魅力でした。

   お値段~ハンバーグセット750円


営業時間 AM8:00~PM4:00
お食事   AM11:00~

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「レンタカウ」制度~山口県式放牧~

「レンタカー」ならぬ「レンタカウ」ってご存じですか?

このブログの管理者はレンタカー協会で、当然ながら車の「レンタカー」がその主役ですが、似て非なるもの・・・「レンタカウ」なるものが山口県にはあります。

それは、放牧のための「カウ」、すなわち「牛」を貸し出す制度なんです。
何ともおもしろい情報でしょう?そして、今年も6月中旬、長門市で「第1号」のレンタカウが始まったと聞き、さっそく県の担当者に事前に取材をお願いし、この目で見てきました。
 さすがに耕作放棄地、山道を約1kmくらい担当者の方に先導してもらった先に、2頭の放牧された「レンタカウ」達が仲良く草を食べていましたが、私たちを見つけて懐かしそうに振り向いてくれました。
でも、放牧されて間がないので、放牧地には食料となる草が限りなく茂っていました。
 なお、今年第1号となった放牧地1.2ヘクタールで暮らす2頭は、「やまみちゃん」&「さくらこちゃん」だそうです。

 レンタカー協会にとって見過ごすことのできなかった「レンタカウ制度」、簡単に説明しましょう。
この制度は、県の組織である「山口県農林総合技術センター畜産技術部」が、永年、放牧の研究に取り組んだ結果開始された制度で、山口県独自のものだそうです。

 つまり、近年、県内では農業従事者の高齢化や後継者不足などのため、耕作放棄された田畑が非常に増えています。
 その結果、耕作放棄地はあっという間に雑草等が生い茂り、荒れ地になってしまいます。
 この草刈りには多くの人件費や農機具代が必要で、結局放置されているのが一般的で、ここに「牛」さんが登場頂くことになったんです。

ご存じのとおり、牛は大量の草を食料として必要とします。しかも、草には多種多様の栄養分があり、草だけで十分な飼料となるようです。

 そうしたところから山口県では、農地保全と飼料管理の省力化のために放牧に積極的に取り組んでいるのですが、こうした「山口型放牧」と言われるやり方は、1985年ころから長門市油谷の棚田で、牛舎に隣接する水田に黒毛和種の繁殖牛を放牧したのが始まったとのことです。

この先例を元に県が放牧の研究を進め、耕作放棄地解消目的の電気牧柵による放牧が県内各地に広まってきて現在に至っているようです。

 当初は、耕作放棄地の地主と畜産農家の仲介が主であったようですが、畜産農家が貸し出すには限界がある為、現在では草が伸びる春から秋、県所有の仲の良い雌牛2頭(黒毛和牛)を一組で、無償で貸し出すことが多いとのことです。
 

 また、貸し出す牛は妊娠して100日以降の雌牛ですが、妊娠している方が食欲が増しておりよく食べてくれるからとのことでした。

 「レンタカウ」は基本的に無償ですが、必要な放牧地の広さ(1ヶ月2頭~30アール)と、水飲み場、日陰施設、周囲を囲む電牧線(柵、電牧器)が必要のようです。

ちなみに、昨年度、県が貸し出した牛は16カ所、34頭で、県全体では288カ所、延べ1220頭ということですから、すごいですね。
 詳しくは、

 山口県農林総合技術センター畜産技術部
       〒759-2221 山口県美祢市伊佐町河原1200
       TEL 0837-52-0258/FAX 0837-52-4832
にお尋ね下さい。  取材に応じて詳しく説明していただいた引田さん(可愛い若い女性)お忙しいところ、現地にまで案内いただき、有り難うございました。

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2013年6月10日月曜日

噂の「むつみ豚」は・・・何故旨い?


  近年、萩市の「むつみ豚」の評判がとても良い。あまり多いとは言えない「山口県産農産物ブランド」の一つとしてほぼ定着した感がある。
 「むつみ豚」とは、現在では萩市だが旧むつみ村産の豚と言う意味である。
 平成の大合併によりむつみ村は萩市となったが、こういう形で名前が残ることは県民の一人としても嬉しい限りだ。

 と言うわけで、この度所用で「むつみ豚」の故郷を訪ねた際、「こいこいがんこ村」と言う店の幟旗を見てふと立ち寄ってみた。午後3時までの営業ということで閉店間際であったが、買うことができた。
 
    【こいこいがんこ村】 
   所在地 〒758-0305 山口県萩市大字吉部下4738-1
                       (鍛冶屋交差点そば) 
     高齢者が知恵と技を発揮し、地元産100%の野菜やむつみ豚、豆腐、そば、コンニャク、かしわもち、寿司、もち等、こだわりの食材を加工販売しており、食堂で戴くこともできる。 
   ただ営業は水・金・日曜日の午前10時から午後3時まで。
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  お店のおばさん曰く、「どれでも美味しいけど、この分厚いステーキ用も柔らかいけえ、是非食べてみて・・・」と勧められ、10cm角程度のステーキ肉6枚入り(1,050円)は、別に高くもない。

  ところで、肝心の“豚くん”は何処で飼育されているのか気になり尋ねると、店の裏道を少し上がった所と聞き、ついでに訪ねることにした。

  距離にして2、3百メートル上ると独特の臭いが立ちこめた「有限会社小野養豚」の豚舎に着いた。







  出迎えてくれた青年に事情を話し尋ねたところ、ここでは約千頭の豚が飼われており、6ヶ月を過ぎると出荷できると説明してくれた。


なぜ「むつみ豚」が美味しいのか・・・・実は、不要となったパンくずを粉砕して自家配合飼料与えていることが柔らか肉の理由の一つのようだ。肉や脂に甘みがありサシが多く入り、肉に豚特有の臭みがないのが特徴とのこと。

  ちなみにその青年は萩市出身の好青年で、養豚の将来性を見込んで自ら希望して就職したとのこと、こうした青年がいる限り小野養豚の将来は明るいと感じたものだ。

 
                            なお、夕食で早速「むつみ豚」ステーキ肉を焼いて戴いたが、ホント!実に柔らかくジューシーで、ナイフ等で切らずに少しくたびれた自分の歯でも噛みついて食べることができた。


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2013年6月7日金曜日

中須の棚田


平成22年に「やまぐち棚田20選」の第1位に選ばれた棚田「中須の棚田」
をご紹介します。

「中須の棚田」は、この地区で過疎化や高齢化が進むなか、受け継がれた棚田を美しい姿で後世に残したい!との強い思いから、平成12年に結成された「棚田清流の会」を中心に地域の方々と協力し合い、丹念に里山作りを進めていらっしゃるとのことです。

   カメラ好きの方なら既にご存じでしょうが、360°見渡せるすり鉢状の棚田はまさに圧巻!・・・・観る人を感動させる事間違いありません。

撮影ポイントは沢山ありますが、上に登って行くと一軒の「東屋」があり、私はここからの展望がお勧めです。

特に、棚田に水が張られるこの時期、早朝には水田一面から希望の輝きに満ちあふれ、日中は青と白のコントラストが刻々と変化し、そして夕陽が沈む頃には幻想的なオレンジ色に染まる棚田が見られるなど、まさにシャッターチャンスの宝庫が期待できます。

カメラ好きの方は、是非、シャッターチャンスを狙ってみられてはいかがでしょうか。

なお、この地区の駐在さんはとっても写真好きで、近い利点を生かして素晴らしい棚田の写真を沢山撮っていらっしゃるようです。

ちなみに、この地区で獲れた米を「泣かす米」と言い、その米で作ったお酒を「なかす酒」と言うそうですが、「食べたり飲んだりすると、涙が出るるほど美味しい~!」
と言うのがネーミングの由来のようですが、改めて紹介しましょう。

山口県農林水産部農村整備課(計画調整班)のホームページ
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a17500/tanada20/09.html

によると・・・・

中須北地区は、周南市中心街から約20km北東に位置する標高300mの中山間盆地で、地区内の集落はすり鉢状の棚田で結ばれている。山間棚田で急傾斜地が多く、生産性は低く兼業農家が8割以上を占めている。
平成12年に結成された「棚田清流の会」を中心に、最初は休耕田に花を植えることからスタートし、今では地区外から親子連れらを招いて農業体験や棚田オーナー制度を行っている。」・・・とのことです。

場 所
   山口県周南市中須北


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