5月3日は、派手やかな先帝祭で賑わっていますが
今回紹介しますお祭りは、おごそかなお祭りですが先帝祭には大切な行事です。
赤間神宮から小門(おど)という地区まで牛車・御神輿・神官・稚児・神社の関係者による行列で、安徳幼帝のご遺体を葬った場所に御霊を弔うお祭りです。
小門御旅所の説明
壇之浦の戦いの翌日、伊崎に住む中島組という漁業団が丸太船4隻に分乗し、四ひろ網を張って小門(おど)海峡で漁をしていた時、網にかかったのが安徳天皇のご遺体でした。組の者は恐れ多いと直ちに小門の陸上に遺体を移し、安置しました。その場所を「御旅所」といい、現在でも安徳天皇の御霊を弔う先帝祭の上臈道中・上臈参拝を先導するのは「中島家」である。
今年は、牛の口蹄疫の関係や東日本大震災の影響でお祭りを自粛しての内容でしたが先帝祭が動のお祭りならば、こちらの御旅所祭は静のお祭りで昔から受け継がれている大切な行事です。
小門のご遺体は後ほど、赤間神宮の中にある宮内庁の御陵に安置されています。
(正式な安徳幼帝の御陵は赤間神宮の御陵です)
しかし、不思議なのは各地に安徳幼帝の御陵が存在し、この下関にも豊田湖の湖畔にも安徳幼帝の御陵があります。(こちらはまた後ほどブログに載せたいと思います)
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