2015年10月26日月曜日

世界遺産 「萩城下町」 に関する興味深いお話

平成27年(2015年)7月5日、萩市の5資産等、
  全国8県11市にわたる23資産
が「明治産業革命遺産」に決定しました。

その中の「萩城下町」に関する興味深いお話を2~3紹介しましょう。

「萩城下町」とひと口で言っても少々分かりにくいが、
指定区域は、実は下の写真の様に3箇所です。

その一つは、「萩城跡」、
二つ目は、「旧上級武家地
三つ目は、「旧町人地」です。

① 萩城跡~萩藩主の居館、本丸、二の丸等があった地区
   
   現在では、石垣等の城跡のみですが、もしも、城が現存
  していたら、世界遺産には登録されなかった?
  との情報も一部で聞こえてきます。
 



② 旧上級武家地
   萩城と外堀の間で、旧口羽家、旧児玉家、旧周布家、旧福原家
  等上級武家屋敷があった三の丸地区で、現在でも土塀等が多く
  残っています。
   現在は、大半が一般市民の住宅になっており、ほぼ中心に県立萩高校
  萩市立萩西中学校があり、世界遺産の中にある学校は大変珍しいらしいようです。 








   特に、萩高校は周囲を土塀で囲まれ、敷地内にも歴史的な施設や
  手つかずの資料が多く残っているとのことです。
  
③ 旧町人地~指定された地区は、上の地図で分かるように
   江戸屋横町と菊屋横町に挟まれたごく限られた狭い地区のみです。  
   









その範囲内には豪商であった旧菊屋住宅や木戸孝允旧宅、青木周弼旧宅があります。






 


 ですが、菊屋横町の西側に当たる高杉晋作誕生地は、世界遺産の一部と説明される場合もありますが、
正確には、そこは指定区域からは外れているのです。  
 
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