みんなが見つけた　おもしろ情報 : 昭和時代の駅前定食　「食堂　おかむら」

2014年2月24日月曜日

昭和時代の駅前定食　「食堂　おかむら」

　今では、こんな食堂はほとんど見かけませんが、シニア名世代には本当に懐かしい駅前食堂を紹介しましょう。

それは、新山口駅前(徒歩で４～５分）にある、「食堂おかむら」です。

昭和49年に始めたられたこのお店は、当時は学生客が多く、元々は安価なうどん屋から始め、多くの若者たちの空腹を満たしたそうです。

その後、時代が流れて学生も少なくなり定食中心になりましたが、今でも昔ながらの味を求めて新山口駅関係者や地元の方が多く利用しているようです。

昭和４９年と言えば、昭和４５年の「７０年安保闘争」の名残が未だ色濃く残る時代で、血気盛んな学生や労働者等が、当時の小郡駅を利用していましたし、その課程で安くて美味しい駅前食堂等は大いに繁盛していたことでしょう。

ところが、今でもメニューは各種定食から丼物、うどん等のごく庶民的なものばかりで、代金も昔と変わらずとっても安く、最も高くても焼肉定食の900円くらいです。

当時は店主の叔母様になる方と二人で調理場に立ち、一つ一つメニューを増やし、
一番最後のメニューに加わったのが、今日いただいた豚ショウガ焼き定食（700円）で、お客様からもとても好評の人気メニューの一つだそうです。

これは、ぶ厚い豚肉もとっても柔らかく、しっかりとした味付けで、ご飯もすすみます。
付け合わせのキュウリの漬け物も、店主曰く、「今風では無いけれど全て私流で作ってます」とか・・・・

モダンな雰囲気など微塵も感じさせないお店ですが・・・昔懐かしいお袋の味！そんな味付けに落ち着いて食事出来る食堂でした。

なお、当店では、うどんより長い50年の歴史をもつ回転焼き（100円）も店内で焼いておられます。
「家の回転焼きは、時間がたっても固くならないのよ」と言われました。
おみやげに買って帰り、家で戴きましたがホント！皮が焼きたてのようにふんわりとしていて・・・小豆餡も優しいお味でした。